ニルス·ヨハンに夢中

先週はうちの近くでも初雪を観測したスウェーデンからです。夏の大工仕事も大方終わり、来月のパーティシーズンが始まる前のこの時期は、わりかし時間に余裕ができる時期でもあります。そんな中、北欧ヴィンテージ好きの相方との会話で出てきた新たなチャレンジが始まりました。そんな大層なことではないのですが、私も相方もスウェーデン人ではないので、スウェーデンや北欧をもっと理解したいという気持ちが強く、陶器やグラスなどを実際に使いながら、その歴史や文化を学んで来たのですが、今まで手を出していなかった分野があるのですね。これです↓

 

 

 

鍋やキッチン用品、カトラリーなどの金属類です。ステンレスって他の素材に比べてどうしても傷が付きやすく、状態の良いのがなかなかないので、あえて中古品を買って使おうとは思っていなかったのです。が、先日相方との会話中に最近話題の環境問題の話になり、世界の大気汚染ライブマップを見たときに私達の心は決まりました笑。ヨーロッパは想像どおり空気もかなりきれい、日本も比較的きれいだったのですが、もう中国あたりは真っ赤っか。世に出回る大多数の製品が中国製ということを考えると、安易に安い中国製のものを買うとこの大気汚染を助長することになるのかなと。さっそく、二人で市場調査に出向いて見ると、キッチン用品などの日用品はスウェーデン製もいくつかありましたが、中国製がやはり多く、またアラビア、ロールストランドなど人気の高級食器も今はアジア製なんですね。驚いたのが、ジョージジェンセンの高級カトラリーや金属製の器なんかも中国製! Fiskarsのキッチン用品はフィンランド製や中国製がまぜこぜ。そんな中でスウェーデン製の日用品の中には、環境に考慮して作られた製品も出回っていることを知ったのは良い収穫だったのですが。しばらく考えてはみたのですが、だったらもう、中古品で質のいいものを長く使えばいいんじゃない?という結論に至りました。スウェーデンでは60年代、70年代頃デザインレボリューションが起きて、いわゆるアンティーク風のデザインからモダンなデザインへの変換期があったのですが、その頃の作品はやはりとても魅力的ですよ。中でもニルスヨハン社は今でも愛好家の多い、スウェーデンを代表する品々を多く排出しているメーカーです。

 

 

 

こちらはAdam Thylstrupの鍋。底が銅製で熱の伝導率が良く、熱が均一に伝わるので料理の質が上がる? プラスティックハンドル、ステンレスハンドル、木製のハンドルがある。

 

 

Sonja KatzinデザインのSessan シリーズ。スウェーデンでは大人気。

 

さて、気になる使用感をどうするか。私は中古品を使うときに自分の中で譲れない決め事があって、それは質のいいものを使うこと、状態に妥協しない、つまり中古だから多少汚らしくてもしょうがないよねという妥協をしたくないんですよ。なので磨きます。ひたすら磨きます。洋銀、銀製品や真鍮など比較的柔らかい金属を磨くことは仕事でなれていますが、ステンレスは流石にまだ試行錯誤中。

 

 

Before

 

After

 

新品まではいかなくても、なかなかいい感じに仕上がってきているとは思いませんか? 鍋を磨くのは大変だなあと心の底ではボヤいていますが、まあぼちぼちやっていきますかね。